夏はうちのポッケくんの狩りの季節です。
ポッケくんはセミとり名人。
陽が暮れるとベランダに出てセミを呼び込み、ゲット!します。
多いときは、ひと晩で5〜6匹つかまえます。
ベランダから居間、そして廊下から階段へ、仕事部屋から玄関へと、鳴きさわぐセミをくわえて凱旋します。はっきりいって、超ウルサイ時間です。
セミの断末魔を聞きながらセンセイは耐えている、というところでしょうか。
隣のお家は広いお庭があり雑木林、自然林の状態。
夏になると、この林でミンミンゼミ、アブラゼミが鳴く、いえわめくのです。
晴れた日だと朝方5時くらいから鳴き始めます。…眠れません。
フクの目の前にセミが…
昨年は、お嬢ちゃんのフクはまだ1〜2カ月めのチビ、ポッケお兄ちゃんのセミとりをすっごくうらやましそうに観ていました。
逃げなくなってようやくポッケがフクにセミを渡します。
その弱ったセミをもらったフクは、うれしくて一晩中どんぐり転がしと同じようにして遊びました。
欲しい!
1歳になったフクの最初の狩りの夏…、残念ながらセミとりはまだフクには難しいようです。
今年もポッケの仕留めたセミをもらって遊ぶことになりました。
家では夜の廊下を灯りなしに歩いたら背筋が凍る体験をすることになります。
セミの死骸を踏むことになるのです。
けっこうビックリ!します。
網戸の向こう…
フクが遊んだセミは羽がバラバラ、脚もバラバラ、身体も半分くらいになって転がりまくっています。
この身体を“アーモンド”と呼んでいます。
「気をつけて!そこアーモンドが転がってるヨ!」
という感じです。バラバラ肢体なんて言いたくない、んですもの。
そんなフクはコガネムシは捕まえられるようになりました。
狩りの修行はまだまだ続きます。
(…by こうげん)