毎日、家の周りを散歩して、すっかり慣れたころ。
フクお嬢さんが午前中から外に出たいと言いました。
出るとすぐ、わたしの仕事机から見えるシュロの木に飛びついて、うれしそうに塀の上を走って帰ってきました。
口になにかくわえています。
なにかがぐにょぐにょ!しています。
なんかいや〜なもの、小さなナマコをくわえたような、そんな印象でした。
なんだ!?
窓から飛び込んできたフクお嬢さん、床にポトリ!と獲物を落としました。
フクの好奇心攻撃に必死でスズメガも抵抗しています。
緑色の液体を出し始めました。
あ〜あ!
もうフクお嬢さんとキスはしないゾ!!
そう思いました。