子ネコたちがスクスク育っていった5月中旬、ある決断をしました。
子ネコたちの里親探しです。
かかりつけのお医者さんが「ねこは家族を形成しないものですよ」と言ったことから、いずればらばらになるんじゃないかと考え始めました。
子ネコたちに名前をつけなかったのも、なんとなくそんなことが解っていたから、です。名前をつけたら可愛さが増して手ばなせなくなりそうだし、親になっていただける方がつけた方が子ネコたちにもよさそうだし…、こんなこと考えてネコバカですね。
さて、里親募集をするにあたって、この頃悩んだことは子ネコの性別が判りづらいことでした。
まだ、おまたはふくらんでいるけどタマタマなのかそれとも女のコのソレなのか、確信が持てませんでした。
ネットでいろいろな方の判別法を参考にさせていただいて、どうやら茶トラのコは女のコ、ほかはみんな男のコ、と判りました。
「かわいい子ネコの里親募集!」
A4のプリントに各々のコの性別・性格を入れて、ご近所のネコ友奥さま、接骨院、お医者さまの所で貼ってもらいました。
すぐに連絡がありました。
すでにネコ3匹、イヌ2匹、カメ2尾を家族にしているご家庭で、子ネコが欲しい!と。
連絡があった方に、元気なコから順番にオススメしようと決めていたので、好奇心が強くなんでも率先してイタズラする茶白の男のコをもらっていただきました。
しばらくメールで元気な写真をたくさん送っていただき、よかったなぁ、と思いました。
数日してまた連絡がありました。
子供の誕生日にプレゼントする子ネコが欲しい!ご近所の親戚の家でも欲しいとおっしゃってる、とのことで、茶トラの女のコとキジ白の男のコをおススメしました。
この2匹は仲好しで、ときどきいっしょにするとスグに思い出して遊ぶとメールをいただきました。
大事にしていただいているので安心しました。
さて、うちに残ったコが3匹。
ようやく名前をつけることにしました。
全身が白でキジ模様が頭と背中とシッポにあるコは「テツ」。
テッちゃん!と呼ぶと折れたシッポで可愛く返事します。
薄茶+白のコは「ジンジン」。超がつくほど甘え上手で甘えん坊。
キジのコは「ブン太」。いちばん最初に目が開いて、いちばん大きいコ。ちょっとトロいくらいのんびりやさん、甘えベタで、でも甘えたいコ。
みんな名前がついて、フクとこのコたちとの生活が始まりました。5月末のことです。