木
27
2月 '14
太郎はまた嬉しそうに吠えました。
玄関を出てみると、そこには、真っ白い犬がいたのです。
太郎は白い犬を、紹介してくれました。
母が「太郎の恋人?」って聞くと、ワンと吠えました。
母は、また泣きました。
でも、明日はこの家を出なければなりません。
「太郎、明日は私達ここを引っ越すの」
太郎は白い犬を見つめ・・・それから尻尾をたくさん振りながら、その犬と帰っていきました。
私は、月に照らされて帰っていく二匹が、今でも忘れられないのです。
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