土
26
4月 '14
「さて、そろそろ帰らなければいけんの…」
おじいちゃんはそう言って、カゴに積まれた山菜を担いで歩き始めました。
山のなかは木々が茂り空は狭く、日も暮れ始めちょっと不安になった私はおじいちゃんの服の袖をしっかり握って歩きました。帰り道は迷わず帰れるのだろうか・・
歩いていると道が2つ別れました。そのときです。一匹の虹色の虫が飛んできました。なんの虫だろうと駆け寄ると、タマムシでした。
おじいちゃんはニコニコしながら言いました。
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